今日、バイト帰りに寒さに震えながら駅のベンチでおにぎりを頬張っていたら、
改札の方から怒鳴り声がきこえてきました。
何を言ってるかよくわかりませんでしたが、「どないなっとんや!」「はよでてこんかい!」
と叫びまくる男性客はかなり怒っている様子。
そこらじゅうの人の注目の的です。
駅員さんが脱帽してぺこぺこ頭を下げているのも見えます。
それでも怒りが収まらない男性客はなおも謝罪を求めて怒鳴り続け、
ついに偉い人っぽい駅員さんが外まで出てきて、
帽子を脱いで土下座をして謝罪していました。
周りの視線は駅員さんへの同情と男性客への不快感でいっぱい。
男性客=ヒールの公式が成立していました。
私は遠く離れていたので、何が原因で男性客が怒っていたのかは知りませんが、
あきらかにやりすぎやろって感じでした。
確かに駅員さんに何か行き届かないところがあったかもしれないけれど、
きちんと謝罪している人に土下座までさせるっていうのは、
「お客」の権利の濫用だと思います。
「怒る」ということは、必要なことだけれど、
度を越すとただの権力をかさにきたいじめになるんだなぁと実感した出来事でした。